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ノンスリップコート剤の重要性
厚生労働省によると2001年に転倒事故を起こした案件は2355件に上がります。
転倒の場所としては学校施設、街路地、商業施設などと様々ですが、厚生省(厚生労働省の前進)は1999年10月の転倒などによる外傷患者の実数(1日当たり、入院5万4,900人、通院約7万9,200人)を基に、転倒などにより1日で10万人を越える患者が手当てを受けていると推測しています。
これが管理責任となるとたかが滑って、転んで怪我をしたでは、すまされません。また、ハートビル法の改正により、より管理者の責任が重くなってきています。
ハードビル法の改正
平成15年4月、ハードビル法(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の促進に関する法律)が改正されました。これにより特定建築物の範囲が拡大され、特定建築物の建築等について、利用円滑化基準への義務付けられました。これに伴い、廊下、階段、傾斜路、敷地内通路等は、「表面は、粗面とし、又は滑りにくい材料で仕上げること」が必須となります。
特長
- 高硬度で耐擦傷性・耐摩耗性に優れています。
- 耐候性・耐汚染性・耐薬品性に優れています。
- フロアー用ハードコート・強力滑り止めとして使用できます。
- 優れた耐久性能 約20年(使用頻度により変わります)
- 上塗り可能アフターメンテナンスが容易に行えます。
- 厚塗り、2度塗りでさらに滑り効果を高められます。
- 万が一の転倒でも、擦り傷、切り傷を防止します。
- 紫外線の影響を受けないので床の変色を予防できます。
- 無機質素材を使用していますので、水に溶け出さず、水の影響は受けません。
- シックハウスの原因となる床材からの物質を防止できます。
- 高光沢、ツヤ消し等あらゆる床材のツヤ調整が出来ます。
- 塗り斑が出にくい高レべリング使用で仕上がりも綺麗です。
詳細仕様
商品名 | G-グリップ |
---|---|
概要 | 成膜後は非常に高硬度で、耐久性・耐候性・耐薬品性・耐摩耗性・耐汚染性に優れたハードコートを形成することができ、優れたノンスリップ効果が得られます。ゴム、プラスティック等を考慮して開発されたノンスリップ特殊コート剤、その耐久性能は市販品の10倍以上の性能があります。 |
用途 | タイル、P タイル、コンクリート、屋外床面等 |
調合方法 | 主剤:硬化剤=10:1 |
シンナー希釈率 | 50~80%(重量比) |
塗装粘度 | 9~12s/HIS NK-2 |
ガン口径 | 1.3~1.5mmφ |
空気圧 | 1.3~1.5MPa(3~4kgf/cm2) |
強制乾燥 | 80℃×30分 |
指触乾燥 | 30分(20℃) |
硬化乾燥 | 24時間(20℃) |
完全硬化乾燥 | 5日間(20℃) |
標準膜厚 | 20~30μm |
塗布量 | 0.025kg~0.035kg/m2 |
塗膜性能
塗料:G-グリップ/乾燥:80℃×30分乾燥、20℃×2週間放置後供試/膜厚:20μm
試験項目 | 試験条件 | 結果 | |
---|---|---|---|
G-グリップ | |||
鉛筆硬度 | 三菱鉛筆ユニを用いて塗膜硬度を調べる。 | 4~5H | |
付着性試験 | 碁盤目テープ法 1mm方眼100個作成 セロテープ剥離テスト(付着目数)/100 |
100/100 | |
耐屈曲試験 | 屈曲試験器にてφ24mm棒を使用し、180度折り曲げ後の塗膜状態を目視にて調べる。 | 異常なし | |
耐摩耗試験 | テーバー摩耗試験(W=500g、摩耗輪:CS-17、200回転) | 2mg以下 | |
耐水試験 | 水道水、7日間浸漬(20℃) | 異常なし | |
耐アルカリ試験 | 0.1%水酸化ナトリウム水溶液スポット、24時間(20℃) | 異常なし | |
耐酸試験 | 0.1%硫酸水溶液スポット、24時間(20℃) | 異常なし | |
耐溶剤性 | ラビングテスト (4.9N荷重/10往復) |
エタノール | 異常なし |
ベンジン | 異常なし | ||
無鉛ガソリン | 異常なし | ||
トルエン | 異常なし | ||
酢酸エチル | 異常なし | ||
耐汚染性 | 常温下 24時間放置 |
マジック(黒、赤、青)エタノール拭き | 異常なし |
マジック(黒、赤、青)乾布拭き取り | 跡が残る | ||
醤油、乾布拭き取り | 異常なし | ||
ソース、乾布拭き取り | 異常なし | ||
ケチャップ、乾布拭き取り | 異常なし | ||
口紅、乾布拭き取り | 異常なし | ||
滑り抵抗係数 | JIS A 1454試験 C.S.R (財) 建材試験センター調べ | 1.00 | |
促進耐候性 | サンシャインウェザオメーター(4,000時間)光沢保持率 | 80%以上 |
※異常なし=状態に変化がないこと
※上記数値は参考値であり、規格値ではありません。
G-グリップの施工上の注意
- 素材表面の油脂分、水分など有害な付着物は完全に除去して下さい。
- 塗料の保管は、冷暗所に置いて下さい。また湿気で硬化が進むので、容器は必ず蓋をして下さい。
- 主剤と硬化剤は、上記塗装条件の割合で正確に調合し、十分に攪拌して下さい。
- 混合後の塗料は、下記可使時間内に使い切って下さい。
- フロアーコーティングはメンテナンスが定期的に必要となります。
塗装間隔時間
温度 | 5℃ | 10℃ | 20℃ | 30℃ |
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調合後の可使時間 | 24時間 | 12時間 | 8時間 | 4時間 |
指触乾燥時間 | 60分 | 40分 | 30分 | 20分 |
C-1グラスの機能比較、商品へのコーティングメリットなど
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